私たちプログラミング教室MYLABは、アメリカ、マサチューセッツ工科大学メディアラボのミッチェル・レズニック教授が提唱する「クリエイティブ・ラーニング」理論をベースに、オリジナルカリキュラムや指導メソッドの開発を行っています。
クリエイティブ・ラーニングは、「子どもたちが自分の興味に基づいて、人と共同しながら作品を作るときに、最もよく学ぶことができる」という考え方です。
保護者の方からよく頂く以下のようなコメントから、その効果を実感しています。
他の習い事は、子どもが何かと理由をつけて休もうとしますが、MYLABだけは自分から「行く!」と言ってくれるので、助かっています。
うちの子がこんなに集中して取り組むのはめずらしいので、驚きました!
このようなクリエイティブ・ラーニングの理想を実現するために、MYLABのレッスンでは、以下のような工夫をしています。
目次
「今日やることは楽しそうだ!」と感じることからスタート
MYLABのレッスンは、いろいろなゲームやロボットで遊ぶことからはじまりますが、この進行になっている理由が3つあります。
「今日やることは楽しそうだ!」と感じることで、学びに向かって集中しやすくなる
1つ目は、子どもたちが「今日やることは楽しそうだ!」と感じることで、学びに向かって集中しやすくなることです。
大人の学びは、仕事上のスキルアップなどをモチベーションとして継続できることがありますが、子どもの場合はそういうケースはまれです。
「子どもがしっかりと学ぶためには以下のような進行が向いている」というのが、私たちMYLABが日々子どもたちと向き合ってきた中でたどりついた結論です。
- まず「楽しい!」と感じることからスタート
- 楽しいことを続けているうちに「もっと学びたい」という気持ちがわいてくる
自分が作る作品のイメージを具体的に持つことで、スムーズに制作に入っていくことができる
2つ目は、子どもたちが自分が作る作品のイメージを具体的に持つことで、スムーズに制作に入っていくことができることです。
子どもたちが教室に来て開口一番、「今日はこれはやりたくない」「他のことがやりたい」と言った5分後に、そのレッスンに熱中しているということがよくあります。
こうした経験から、子どもたちが「今日はこれはやりたくない」「他のことがやりたい」と言うのは、本当にそう思っているからではなく、「これからやろうとしていることが具体的にイメージできていない時」や「自分には難しそうだと感じた時」なのだということに気づきました。
こうしたことを避けるために、子どもたちが具体的に今日やることのイメージがもてるようになるまで、実際にゲームやロボットを動かしてもらうようにしています。
子どもたちの発想(Imagine)を助ける
クリエイティブ・ラーニングの基本的な考え方に、「クリエティブ・ラーニング・スパイラル」という学習プロセスがあります。
クリエティブ・ラーニング・スパイラルは、「発想(Imagine)」「創作(Create)」「遊び(Play)」「共有(Share)」「振り返り(Reflect)」という要素で構成される学習プロセスです。
このプロセスの中で、子どもたちの発想(Imagine)を助けるというのが、MYLABのレッスンの冒頭でゲームやロボットで遊ぶ3つ目の理由です。
出典:
All I Really Need to Know (About Creative Thinking)
I Learned (By Studying How Children Learn) in Kindergarten*
Mitchel Resnick
子どもたちは、自分がプレイしたことがないゲームを作ろうとしても、なかなかアイデアがわいてこないことがあります。
また、人が作った作品を見ている中で、「この人がこうするんだったら、自分はこうしよう!」とイメージがふくらむことがあります。
ゲームやロボットで遊ぶことには、こうしたイメージの足がかりを作る役割があります。
言葉による説明ではなく、実際に動くものをみて学ぶ
私たち大人は、「文字のテキストを読んで学ぶ」というスタイルに慣れているため、子どもたちも同様の方法で学ぶことができると考えがちです。
しかし、子どもたちは、抽象的な言葉で説明されても、理解が進みにくいことがあります。
そこで、MYLABのレッスンでは、極力言語での説明は行わず、実際にプログラムを動かした結果を見ることで、子どもたち自身に学び取ってもらうという方法を実践しています。
具体的に、説明しましょう。下の画像はScratchという教材の画面です。「10歩動かす」「表示する」「隠す」というのはネコを動かすプログラムです。
「10歩動かす」というプログラムを動かすと、ネコは右に移動します。同様に、「表示する」というプログラムを動かすとネコが画面に表示され、「隠す」というプログラムを動かすとネコが画面に表示されなくなります。
このように、実際にプログラムを動かすことで、子どもたちは「このプログラムはこういう意味なんだ!」と理解することができます。
しかし、動いている画面を見せずに、同じことを講師が言葉で説明しようとすると、苦労することがあります。
これはとても単純な例ですが、同様に、言葉で説明するとなかなか理解が進まないことでも、実際にプログラムを動かすことで、「なんだ、そんなことか!」と子どもたちの理解が進んでいきます。
「やりたい!」と思うミッションで子どもたちの頭が動き出す
「プログラミングを学ぶ」という時、「変数」「条件分岐」「繰り返し処理」などといった、要素技術を学ぶというイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。
しかし、私たちMYLABは、プログラミングの要素技術を学ぶことは手段であって、その先にある作品を作ることや、新しいことにチャレンジするときの方法論や態度を身につけることが目的だと考えています。
そのために、MYLABでは、「変数を学ぶレッスン」「条件分岐を学ぶレッスン」というのは存在しません。
かわりに、「お母さんがクリアできない難しいステージを作ろう!」というレッスンが存在しています。
下の画像は、マリオのようなアクションゲームです。簡単にクリアできてしまうステージですが、これを「お母さんがクリアできない難しいステージに改造してみて!」というミッションを提示することで、子どもたちのハートに火がつきます。
たとえば、下の画像はそうして出来上がった作品です。キャラクターが赤いブロックにふれるとゲームオーバーになる仕組みになっています。
画面だけを見ると、まったくクリアできそうにないゲームに見えますが、実はこの作品はちゃんとクリアすることができます。
子どもなりに「どうしたらお母さんがクリアできないようにすることができるか?」と考えた結果、裏技なども隠されたとてもユニークな作品に仕上がっています。
このように、子どもたちが「やりたい!」と思えるミッションからスタートすることで、子どもたちの頭がはたらきだし、制作に没頭するなかで、作品を作る方法やプログラミングの技術を深く学んでいくことができます。
プログラミング教室MYLABの体験授業(オンラインと中目黒教室にて実施)
ここまでご説明してきたプログラミング教室MYLABのレッスンですが、ご参加いただくことでそのイメージを体感していただくことができます。
体験会は、オンラインと中目黒の教室にて、無料でご参加いただくことができます。
MYLABの体験授業(90分)
- どんなゲームをつくることができるのか、まずは遊んでみる
- ミッションをクリアするためのアイデアを考える
- コーチのサポートを受けながら、自分のアイデアを実現する!
体験会では、お子さまが集中してプログラミングしたり、作品を作ったりしている普段とは違う姿をみられるはずです!
ご興味をもっていただいた方は、ぜひ下のボタンからお申し込みください!