こんにちは!MYLABスタッフのNです。現役理系大学生です。大学では情報工学を学んでおり、人工知能について研究を行っています。今回はお子さまの「モノづくり」について私が思うことをお話したいと思います。
「モノづくり」とは何か?
大学でモノづくりを行っている私の経験が少しでも皆様のお役にたてたら幸いです。
「モノづくり」と「ものづくり」の違い
最初にこの記事で述べる「モノづくり」について説明したいと思います。
モノづくりと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?よく「技術発明」などを思い浮かべる方が多いですが、この記事ではそれらを総称して「ものづくり」と呼ばせていただきます。逆に私がお話させていただく「モノづくり」は様々な意味を持ったものだとご理解ください。「発明」「ビジネスを生み出す」「デザインを考える」など、全体を踏まえてこの記事では「モノづくり」と呼ばせていただきます。
「モノづくり」の良さ
私が、人工知能を学ぼうと思った理由は、高校生の時にさかのぼります。「現代の最新技術を学びたい」を使って人の役に立つものを創りたいと考え、現代の技術で最も最先端を走っている技術はなんだろうと考えました。そして、私が導き出した結論は「人工知能」でした。
今回は最新技術を学ぶ理系学生として、自身が「モノづくり」で身につくと感じた3つの力をお伝えできたらと思います。
①分析する力
1つ目は分析する力です。これは「モノづくり」において最も重要な力だと私は感じています。「モノづくり」には必ずものを作る前段階が必要です。私自身、「モノづくり」を行う際には、必ず現状で存在する事実から分析を行い、設計を組み立てます。大学入学当初は非常に難しく感じましたが、今では基本的なこととして体に染みつけることができました。
分析する力を身につけることができると、何か新しいことを考えるときにも自分なりのやり方でまとめることができるようになります。私自身、頭の中も整理できたことで、多少難しい問題に直面しても対応できるようになりました。
お子さまにとっても最初は難しいと感じるかもしれませんが、分析する力はどんな環境でも役に立つ能力だと思うので早い段階で学ぶことは非常にいいことだと私は思います。
②組み立てる力
2つ目は組み立てる力です。「モノづくり」は試行錯誤の繰り返しながら完成に近づいていきます。試行錯誤を通して得られる考え方や知識は、最初から答えを提示される学びでは身につきにくい能力です。私も高校までは答えのない何かを試行錯誤して解く経験は殆どありませんでした。
「モノづくり」はそういった普通ではあまり出会わない問題に直面したり、逆に特殊な問題を見つけ出したりとする意識を身につけたりすることができます。こういった学校の授業とは違う能力を身につけられるのも「モノづくり」の良さの1つだと私は思います。
余談ですが「モノづくり」に必要になる技術はレベルが上がるにつれて高いものが要求されています。私自身はPCに本格的に触れたのが大学に入学してからであったため、キーボードの入力が遅いなど、技術力以前の問題でした。もう少しITツールなどの知識を身に着けておけばここまでの苦労はなかったと今では思っています。
大学の専攻のように、特定の分野における技術力(組み立てる力)は、進路が決定してからでも遅くはないと思いますが、ITツールを使用した「モノづくり」などはハード面だけでなくソフト面も学ぶことができるので個人的には非常におすすめです。
③デザインする力
3つ目はデザインする力です。デザインする力とは完成した作品に対して付加価値をつけることです。付加価値をつけるには非常に幅広い方法があります。例えば飾り付けをしたり、プレゼンで相手に自分の作品を紹介したり、作品に対してのオリジナルのストーリーをつけたりなどがあります。
自分の作品をちゃんと相手にアピールする機会は普段の生活ではあまり存在しません。そういった作品を飾り付けるアイデア性やアピールするプレゼン力を養う場を「モノづくり」は与えてくれます。
子どもたちに必要な「モノづくり」
これまで「モノづくり」が生み出す3つの力について述べてきましたが、私自身、子どもの頃からこの3つの力を伸ばすように意識していたわけではありません。しかし大学生である現在、これらの力が求められていることを私は感じています。近年の技術の進歩はとても速く、次から次に新しい技術が取り入れられています。恐らくこれからは今までの技術を維持していくだけの能力では足りない日が来ると思います。この記事を読んで「分析する力」「組み立てる力」「デザインする力」を身につけられる「モノづくり」に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
MYLABの「モノづくり」
MYLABでは「モノづくり」をプログラミングによって学ぶ場を提供しています。そしてお子様が常に「楽しく!」モノづくりに打ち込める環境をご用意していますのでご興味のある方は是非、ご連絡ください。