プログラミングは楽しい!
前々回「Scratchの始め方」ということで、親子でScratchを始めた方がいい理由について書きました。その記事では親子で作品を作り、見せ合うことで、お子さまの創作欲が高まり、プログラミングをより楽しく学べることを紹介しました。
しかし、「プログラミングって難しそうで自分には無理」とか「よくわからないけど、ひたすらアルファベットを描くだけで、面白くなさそう」と思ってなかなか始められない方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「プログラミングのすすめ」ということで、プログラミングの魅力や便利さについて自分の体験を踏まえながら書いていきたいと思います。この記事を読んで、少しでもプログラミングに興味を持っていただけたら嬉しいです!
自分の思い通りに動く楽しさ
自分は中学生の時にソードアートオンラインという小説で描かれているゲームに惹かれ、「自分もこんなゲームを作ってみたい」と思いプログラミングを始めました。地元にはプログラミングスクールはなく、あったとしても高校進学前で親に反対されることはわかり切っていたので、親には内緒でプログラミングの方法を調べながら、独学で学んでいきました。最初に作ったのは簡単なクイズゲームでしたが、自分が想定した通りに動いてくれることにとても感動し興奮したことをよく覚えています。
この様にパソコンさえあれば、「誰でも」「いつでも」始められることはプログラミングの魅力の一つです。またどんなに小さなものだったとしても、自分でプログラミングをして思い通りに動いた時は、何にも勝る喜びを感じることができます。
余談ですが、その後勉強せずにプログラミングしていることがばれてしまい怒られましたが、そんなに興味があるなら高校も情報科を選びなさいと言われ、情報科がある高校を紹介してくれました。高校の情報科についてはまた別の機会にお話しできたらと思います。
世界中の人と共に作り上げられる
話を戻しますが、プログラミングは世界中の人々と繋がり、助け合いながら自分の作りたいものを作ることができるのも魅力の一つです。
一般的な創作活動はそれぞれの国や地域によって環境が全く異なるため、国内で通用することが他国では通用しないということはよくあり、他国の人と一緒に何かを創作することはほとんどありません。
しかし、プログラミングは世界中の人々が、世界共通のプログラミング言語を使って創作しているため、世界中にいる同じ志の人と集まり、一緒に作品を作ることができます。Scratchのコミュニティサイト上では、子どもたちが作りたい作品を提案し、それに賛同する仲間が集まり、それぞれの長所を生かしながら作られた作品が数多くあります。
高校生の時、友人宅に泊まりながら対戦ゲームを作っていたのですが、友人と議論しながらゲームを作っている時間はとても楽しく、教え合いながら、プログラミングすることでプログラミング技術をあげることができました。現在はそれぞれ別の場所にいるため、会うことは少ないのですが、インターネット上でコミュニケーションをとりながら今でも作品を作っています。
この様に物理的距離に囚われずに、インターネット上でも仲間や友人と何かを作り続けられるのもプログラミングの魅力ではないでしょうか?
自分用にカスタマイズできる
プログラミングを使って単純作業を解消できるものや、日常のちょっとした疑問を解決できるアプリなど、自分用に様々なものをカスタマイズできるのも魅力の一つです。
表計算ソフトなどで同じ様なデータの挿入を何回もしなくてはいけない場合や、どこのラーメン屋にどのくらいお金を使っているか家計簿から調べたい場合など、自分しか使わないけど、自動でやってくれたり、調べられるものがあったらいいなと思うことありませんか?こういったことを解消できるプログラムを作ることができれば、その時間を他の仕事や趣味に当てたり、疑問やモヤモヤを解決することができます。
これは個人向けの小さなアプリですが、一番身近にプログラミングの便利さや楽しさを感じられる例と言えます。自分の作品がどんなに小さくとも、自分の生活を変わったことで、自分のスキルに自信がつき、プログラミング意欲を高めてくれます。
どんなに小さなものでも、まずは作ってみる
ここまで、プログラミングの楽しさを伝えてきましたが、いかがだったでしょうか?少しでも「プログラミングって楽しそうだな」と思っていただければ嬉しいです。
この記事を読んで、少しでも「やってみたい!」と思った方、早速作品を作り始めましょう!どんなに小さなプログラム・機能でも、まずは作ってみることが大切です。
皆さんもプログラミングを一緒に楽しみましょう!