Unity

【中学生・高校生のためのUnity入門】Unityとは? どんなことができるの?

 みなさん、こんにちは!MYLABスタッフの福田です。9月からMYLABではUnityコースを開設します。今回は開設にあたって、みなさんにUnityの魅力をお伝えしていければと思います。

ゲーム作成に欠かせないUnity

 Unityとはゲームを作るために作られた、ゲームエンジンソフトウェアです。Unityではスマホゲームはもちろん、Nintendo Switchや、Oculus VRなど多くのプラットフォームに対応したゲームを作ることができるため、多くの企業がUnityでゲームを作成しています。

 下の動画では、Unityで作られているゲームを紹介しています。皆さんも知っている大作がUnityで作られています。

 

Unityの特徴

 この様にUnityは様々な企業で使われていますが、それはUnityがゲームを作りやすい3つの特徴があるからです。

1.衝突判定や物理演算をプログラムする必要がない

 Unityでは衝突判定や物理演算を自動で行ってくれます。このため、厳密に動かしたい場合を除き、これらの複雑なプログラムを書く必要がありません。これは、ゲームを開発する上では大きなメリットになっています。

 例えばScratchなどでだるま落しを作ることを考えます。Scratchには物理演算機能がついていないので、下に置いてあった木がなくなったらどう動くか、置いてあった木がどのくらいの強さで押し出されたら成功になるかなど、あらゆる状況を想定し、膨大なプログラムを書かなければなりません。また、これらの条件が少しでも違えば、現実のだるま落しとはかけ離れたゲームになってしまいます。

 しかし、Unityでは最初から物理演算の機能が実装されているため、これらのプログラムを書く必要がありません。この様にゲーム開発において、複雑なプログラムを作成しなくても良いというのが、Unityの一つの特徴です。

 

2.スマホからVRまであらゆるジャンルのゲームを作ることができる

 さらに上の動画で紹介されていたゲームの様に、スマートフォン・PCゲームはもちろん、Nintendo SwitchやVRなど、Unityで作成されたゲームは、様々なプラットフォームで実行することができるのも特徴の一つです

 普通の開発ソフト・言語は一つのプラットフォームに対応していないことが多く、複数のプラットフォームに対応していたとしても、複雑な設定をしなければいけません。しかし、Unityではこれらのプラットフォームに簡単に対応できる様になっています。

3.多くの拡張アセットがある

 多くの拡張アセットが大量に提供されているのも、Unityの特徴の一つです。RPGなどのゲームを作る場合、膨大なキャラクターをモデリングし、ステージを1から作るのは膨大な手間と時間がかかります。ゲームを一人で作ろうとした際に、モデリング作業や背景制作で挫折してしまうことは多いです。

 こうした問題を解決するために、Unityでは「Assets Store」でアセット(キャラクターやエフェクト等のパッケージ)を購入できる様にしています。Assets Storeでは、Unityの公式が作成したものはもちろん、世界中の人々が作成したオブジェクトやエフェクトをダウンロードすることができます。

アセットの中には有料のものもありますが、無料のものも多く、自分のゲームにあったアセットをダウンロードすることができます。

無限の可能性が広がっている

 この様にUnityは誰でもゲームを作りやすい環境が整っており、多くのことを表現できます。FPSの様な3Dシューティングゲームから、横スクロールアクション、VRを駆使した音ゲーまで、様々表現法にUnityは答えてくれます。

 皆さんもUnityをつかって自分のオリジナルのゲームを作ってみませんか?

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