ボール迷路の作り方を解説する本連載の最終回である第3回は、ボールがゴールに着いたときの処理を追加していきます。
第1回・第2回をご覧なっていない方は、以下の記事をご覧ください。
【中学生・高校生のためのUnityプログラミング入門】3Dゲームの作り方(1)迷路のコースをつくる
具体的には、ボールがゴールに着いたときに、「ゴール!」という文字が表示され、ゴールを演出する処理を追加します。
それでは、早速はじめましょう!
ゴールしたときに表示する文字を追加する
ゴールの文字を追加するために、HierarchyからUI、Panelの順にクリックします。
次に、HierarchyからUI、Textの順にクリックします。
HierarchyのTextをダブルクリックすると、テキストが表示されます。
表示されている文字は、InspectorのTextに入力されている文字が表示されるので、「Goal!」など、ゴールしたときに表示させたい文字に置き換えましょう。
次に、テキストの位置と大きさを調整しましょう。
InspectorのPos XとPos Yを両方ともゼロに、Withを1000、Heightを500にします。
次に、Font Sizeは100、Alignmentは左右・上下ともに中央ぞろえに、Colorは自分の好きな色に設定します。
設定ができたら、ゲームを実行してみましょう。見た目が思ったとおりになっていなかったら、調整しましょう。
ゴールしたときの演出を追加する
次に、ゴールしたときの演出を追加します。
Hierarchyから、Effects、Particle Systemの順にクリックします。
すると、画面にふわふわした演出が表示されます。
演出の位置と色、表示される向きを設定していきます。InspectorでPositionをX=0、Y=0、Z=0として、、Start Colorから好きな色を選択します。
次に、実行して飛んでくる向きを確認しましょう。ゲームを実行した後、Rotationの数字を調整して、カメラの方に向かってくるように設定してみましょう。
これで、ゴールしたときの演出のオブジェクトの作成は完了です。
ゴールしたときの処理のプログラムを書く
次に、ゴールしたときの処理のプログラムを書いていきます。ProjectからC# Scriptを追加します。
そのままC# Scriptの名前を「GameController」に変更し、ゴールのオブジェクトにアタッチします。画面ではCube(7)がゴールなので、Cube(7)にアタッチします。
アタッチできたら、C# Scriptをダブルクリックして、次のプログラムを書きます。
ここまでできたら、一度Unityに戻りましょう。
プログラムで「public」をつけた変数は、UnityのInspectorでどのオブジェクトなのか指定できるようになります。
ここでは、HierarchyのCanvasとParticle Systemを、Cube(7)のInspectorの「Game Controller(Script)」の中にあるcanvasとpsにそれぞれドラッグ&ドロップして紐付けしましょう。
GameControllerに戻って、以下のプログラムを追加しましょう。
ここまでかけたら、Unityに戻ってゲームを実行してみてください。Canvasの文字とParticle Systemが表示されなくなったことを確認しましょう。
最後に、ゴールしたときに、Canvasの文字とParticle Systemが表示されるようにします。GameControllerに以下のプログラムを追加しましょう。
ゲームを実行して、ゴールしたときに文字と演出のParticle Systemが表示されたら完成です!
3回にわたって解説してきたUnityのゲーム制作方法は以上で終了となります。
【中学生・高校生のためのUnityプログラミング入門】3Dゲームを作ろう!(1)迷路のコースをつくる
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