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Scratch(スクラッチ)

今からプログラミングを始める方へ!子供向けスクラッチ完全ガイド

 

2020年度から小学校でプログラミングが必修化され、プログラミング教育が大きな注目を浴びています。

「子供がプログラミングに興味を持ったので調べてみると、「スクラッチ」という言語が有名みたいだけど、実際にはあまりよくわからない」

また、

「子供が以前「スクラッチ」というのをやっていたけど、実際はどんなことができるのかよくわかっていない」

という保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、我々の教室でもこのようなお問い合わせを多数いただいております。

あまり分からないままご自宅等でお子様に教えてあげるのはちょっとハードルが高いですよね。

今回は、「パソコンやプログラミングのことはよくわからない」といった保護者様にもわかりやすく、スクラッチの様々なことについて解説していきます。

この記事を読めば、

  • 概要
  • メリット
  • デメリット
  • スクラッチの効果的な学習方法
  • 保護者様が注意すべきこと
  • スクラッチで学んだお子様の声
  • 実際に作ったゲーム・アニメ
  • スクラッチを学ばせている保護者様の声
  • スクラッチの始め方
  • スクラッチ習得後の流れ

が分かります。

私たちプログラミング教室MYLABは、日本のプログラミング教育界、スクラッチ界で活躍する宮島衣瑛氏の監修を受けており、多数のスクラッチャー(スクラッチコミュニティで活発な活動を行う人たちの称号)が在籍しています。私自身(ライター)も、スクラッチを100時間以上使用しているスクラッチャーです。

この記事を読んだ後は、スクラッチへの理解が深まるのはもちろんのこと、実際にスクラッチを始めて、お子様に少し教えてあげられるようになります!

ぜひお子様と一緒にプログラミングを楽しんでみてください!

目次

1. スクラッチってそもそも何?概要やできること

1-1. スクラッチの概要

スクラッチ(Scratch)はアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボという研究所が開発したプログラミング言語、またはWebアプリケーション(ブラウザで動くアプリのこと)を指します。

プログラミング初心者(主に子ども)向けに、プログラミング学習を始める切っ掛けとなるものとして開発されました。そのため、プログラミングの基礎的な知識など一切必要なく、触覚的・視覚的な過程(=ブロックを組み立てるような過程で)でプログラミングを体験することができます。

対応機種に関しては、Windows, macOS, Linux, Rasberry Pi, Android, iOSなど幅広く、またスクラッチのソースコードはGithubに公開されています。

1-2. ゲームやアニメが作れる

スクラッチで作れるものは主に2つに別れます。ゲームとアニメーションです。

スクラッチは、前述の通り、プログラミング初心者がプログラミング関連の知識が全く無くても、ゲームやアニメーションを作れるように開発されたので、小学生のお子様でも簡単にゲームやアニメーションを作ることができます!

【アニメーション作品の例】

作品を見る

【ゲーム作品の例】

作品を見る

また、自分が作ったものを全世界に発信できる点も、忘れてはいけないスクラッチの特徴の一つです。

 

2. スクラッチの特徴・メリット

2-1. 遊び感覚で始められる(はじめてのプログラミングでも問題なし!)

スクラッチは遊ぶ前に覚えなければいけないこと(プログラミングの基礎など)はほとんどなく、お子様が思うままに、遊び感覚で始めることができます!

強いて覚えなければいけないことを挙げるとすれば、マウスやキーボードの使い方などでしょうか。

また、スクラッチで作れるものが主にゲームやアニメーションということもあり、MYLABでスクラッチを学ばれている生徒さんに中には、「普段ゲームをしていた時間やYoutubeを見ていた時間が、スクラッチでの制作活動時間に変わっていた」という方も多くいらっしゃいます。

このようにスクラッチは、ゲームをする、Youtubeを見る感覚で始めることができます!

2-2. インターネットと端末があれば始められる

スクラッチは、ご自宅にインターネット環境と対応している端末さえあれば、だれでも簡単に始めることができます!

よく保護者の方から頂く声として、「パソコンなど電子機器関連に疎く、子どもにスクラッチを始めさせてあげられるか心配」という悩みがあります。

スクラッチに関しては、インターネットにつながったパソコンやタブレットがあればそれだけで始められるので、このような悩みは一切不要です。

スクラッチの始め方に関しては、当ブログの9章を御覧ください。

パソコンのスペックについて

以前保護者の方から、「子どもがスクラッチをやりたいというのでパソコンを買ってあげたいが、どんなものを買えばいいですか?」という質問を頂いたことがありました。

実は、スクラッチに関して公式の推奨スペック(パソコンの性能)は特にありません。

しかし、スクラッチはWebブラウザ(Chrome, Edge, Safariなど)上で動作するものですので、推奨動作環境(OSとブラウザ)は公式に明記されています。

こちらの推奨OSを搭載しているPCで、かつ推奨されているブラウザがインストールできるパソコンであれば特に問題はないかと思われます。

2-3. ユーザーが多く、コミュニティが活発

スクラッチの最も大きな特徴が、このユーザーの多さとコミュニティの活発さです。

「ユーザーが多い」ことのメリットは、ユーザーが多い分、「見本も多い」ことです。

スクラッチを使ってプログラミングを学習する際、他のユーザーが作った作品は、お子様たちにとっては見本となり、お子様たちの学習をサポートします。

ユーザーが多いとコミュニティも活発になるのが常ですが、このユーザーの多さは、完成された作品=見本の多さと比例します。

他の人の作品を見ることは教育効果がとても高く、「自分のこんな作品を作ってみたい!」「この作品をこんなふうに改造してみたら面白そう!」というように刺激を得ることができます。

また、スクラッチのコミュニティには「注目の作品」という機能があります。これは運営団体によって週に一回ほどのペースで更新され、面白い、興味深い、クリエイティブな作品を見ることができます。

このように優良な作品が手軽に見つけられる点も素晴らしいですね。

2-4. 無料で使える

スクラッチは完全無料で使用できるアプリケーションです。追加課金等も一切ありません。

気づかないうちに高額の請求がきていた、、、なんてことが起きないので安心ですね。

2-5. 直感的・視覚的にプログラムを組める

前述の通り、スクラッチはプログラミング知識が一切なくても、ブロック遊びのようにプログラムを組むことができます。

キーボードをカタカタしてコードを書く必要は一切なく、ブロックをつなぎ合わせることでプログラムしていきます。

スクラッチのエディタ。 視覚的にブロックを組み合わせてプログラムを組む。

 

このプログラミングの手法は「ブロックプログラミング」または「ビジュアルプログラミング」と呼ばれ、子どものプログラミング学習に適しているとして注目されています。

適している理由は2点あります。

  1. プログラミング教育の一番の障壁である(キーボードの)タイピングを必要としない
  2. 文法などが存在しないため、プログラミング挫折の大きな要因の一つである「エラーの解決方法がわからない」という状況に陥ることがない

簡単にプログラミングを体験できることはもちろん、挫折しにくいというメリットも有るのですね!

2-6. できること、作れるものが幅広い

スクラッチは、かなり完成度の高いゲームやアニメーションを作ったり、熱意次第ではゲームやアニメーション以外のもの(例えば科学的で遊び心のある実験であったり簡易的なOS)を作ったりすることもできます。

これまで解説させていただいた通り、スクラッチはお子さまにとって理想的なプログラミング言語です。

この「簡単さ」がゆえに、「どうせこどもだましなんでしょ」と思われる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。実際にプロのエンジニアの方々の中にもそのようなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。

たしかに、文字ベースのプログラミング言語と比較すると見劣りするかもしれません。しかし、座標や変数などの概念、条件分岐、ループ、リストなどプログラミングの基礎的な機能はしっかりと備えられているため、かなり高度な作品を作ることもできます!

スクラッチのコミュニティを見ると、大手ゲーム制作会社のゲームをオマージュした作品やレトロゲームなど、素晴らしいクオリティの作品もたくさんあり、Scratchの奥の深さを感じることができます!

ご存じの方も多いと思われるゲーム。
とても再現度が高い。

 

さらに、ゲームやアニメーション以外にも、科学的で遊び心のある実験であったり簡易的なOSを作成している人もいます。

このように、できることの奥深さ、作れるものの幅広さもスクラッチの特徴と言えるでしょう。

2-7. 幅広い年齢に対応している

スクラッチは幅広い年齢層に対応しています。

スクラッチの対象年齢は8歳〜で、主なターゲットは小中学生です。しかし、高校の「情報」の授業で実際に使用された事例もありますし、コミュニティを覗いてみると、大人の現役エンジニアの方も、いろいろなゲームを作って投稿されています。

このように、スクラッチはどの年代の方でも楽しめるようになっており、幅広い年齢層に利用されています。

2-8. 自分の作品を簡単に発信できる

スクラッチでは、自分が作った作品をボタン一つで世界中に発信できます。

プログラミングに限らず、自分が頑張って作ったこと・ものは人に自慢したくなりますよね。

MYLABの生徒さんを見ていても、友人やコミュニティで活躍する人に自分の作品を見てもらうことをモチベーションに作品を作成・改善している方がたくさんいらっしゃいます。

さらに、プログラミング教育の観点から見ても、「作品を他人に見てもらいフィードバックを受ける」ことはプログラミング上達には欠かせないことです。自分とは違った視点で作品を見てもらうことで発想力が刺激されます。

2-9. 他の人の作品を自分なりにアレンジできる

スクラッチでは、他の人が作った作品を簡単に自分なりにアレンジ(=改造)することができます。

他の人の作った作品で遊んでいると、「こうなったらもっと面白いのに!」というアイデアが出てくることも多いです。

このように、「既存のものに新たな発想を加えてを形にする」ことはプログラミングを学んでいく上で非常に大切になってきます。

なぜなら、テクノロジーの世界ではこれを「イノベーション(技術革新)」と呼ぶからです。

このように、他の人の作品を自分なりにアレンジできることは、スクラッチの重要な特徴の一つであると言えます。

2-10. チュートリアルが充実している

スクラッチには多様なチュートリアルが用意されています。

スクラッチのチュートリアルを見る

これらのチュートリアルの完成度は高く、動画で実際に操作方法を見せながら丁寧に説明してくれるので、お子様一人でも十分に理解できます。保護者様が手取り足取り教える必要は全くありません。

2-11. 将来役に立つことも!

「本当に将来役に立つんですか?」といった質問もよくいただきます。

これについて言えることは、スクラッチが直接役に立つことは少ないかもしれませんが、間接的には様々なことに役立ちます。

直接役に立つことはほとんどないと考えて良いでしょう。運営団体のスタッフ以外で、スクラッチで生計を立てている人は皆無です。

しかし、間接的に役立つことは大いにあります。

わかりやすい例だと、中学入試や高校入試です。「スクラッチで頑張って作品を作っていた」「スクラッチのコミュニティで活発に活動していた」という実績が特殊入試で評価された、など、直接仕事にならなくても、その活動自体が評価されることがあります。

上記のものは具体的な例でしたが、さらに抽象的な例だと、スクラッチで遊んでプログラミング的思考を磨いていくことで、論理力や実験する力が身につき、結果的に数学や科学が得意なるなど、論理性などに間接的に役に立っていきます。

 

3. スクラッチのデメリット

3-1. 年齢によっては保護者の方のサポートが必要な場合もある

スクラッチはチュートリアルが用意されているものの、それまでの過程においてサポートが必要です。

例えば「パソコン(キーボード、マウスなど)・タブレットの使い方を教えてあげる」「スクラッチに登録する」などの過程では、保護者様のサポートが必要でしょう。

また、小学校低学年のお子様にスクラッチで遊んでもらう場合、慣れるまでは保護者様が隣で少しサポートするなどしたほうが、飽きずに遊び続けてくれます。

3-2. 知らない人とネット上でコミュニケーションが取れてしまう

先程のメリットの紹介でも言及しましたが、スクラッチは世界中のユーザーとコミュニケーションがとれます。

おこさまはが「ネット上で」「知らない人と」コミュニケーションをとっていたら少し心配になりますよね。

実際にMYLABでは保護者様からこんなご相談を受けたことがあります。

「子どもがスクラッチで知らない人と他のオンラインゲームで遊ぶ約束をしているようです。今の時代普通なのかもしれないが、親としては心配です。」

このような事態を避けるため、お子様にインターネット・セキュリティに関して事前に啓蒙しておく必要があります。

またスクラッチには、コミュニティガイドラインというスクラッチを健全に利用するためのガイドラインがあります。

保護者様とお子様で、このガイドライン読み合わせておくといった対策も有効です。

3-3. 少し遊んで飽きてしまうことも

スクラッチを始めるお子様名の中には、少し遊んですぐに飽きてしまう方もいらっしゃいます。

すぐ飽きてしまうは、もともとそこまでプログラミングに興味がなかった方が多いようです。

保護者の方が「プログラミングをさせたい!」と考えて、スクラッチを始めてみたけど、特に興味がないのですぐに飽きてしまうと行ったケースがよく見られます。

このような事態をさけるためにも、お子様が「プログラミングやってみたい!」となったらスクラッチを勧めてみてはいかがでしょうか?

 

4. スクラッチの効果的な学習方法

ここからは、スクラッチの効果的な学習方法についてです。

どうすればお子様がプログラミング初心者の状態から、クリエイティブ作品を作れるようになるまで成長できるかを考えて作った学習フローが以下になります。

是非参考にしていただいて、効果的なプログラミング学習を行ってください。

また、各ステップの操作方法は9章(リンク)で紹介しているので、参考にしてください!

4-1. まずはスクラッチの作品で遊ぶ

まずは、スクラッチを知るために、実際にスクラッチで作られたゲームで遊んでみましょう。

お父様、お母様世代が昔やった(かもしれない)往年の大人気ゲーム「TETRIS(テトリス)」もScratchで忠実に再現されています。

https://scratch.mit.edu/projects/31651654/

テトリスはその単純なルールや見た目と違って、大学の情報系学部の課題として出題されるほど制作するのが難しいゲームです。まだテトリスで遊んだことないお子様は是非遊んでみてください!(意外と難しくてハマっちゃうかもしれません)

この他にも、スクラッチの作品を紹介している記事がありますので、ぜひご覧ください!

まずはスクラッチの作品で遊んでみて、「面白い!」「作ってみたい!」と思えるような作品を見つけてみましょう。

4-2. 「中を見る」ボタンで実際に見てみる

「面白い!」「作ってみたい!」と思えるような作品を見つかったら、「中を見る」というボタンから実際にどのようにプログラムされているか見てみましょう。

「中を見る」ボタンをクリックすると、実際に作品を動かしているプログラムを見ることができます。

これをする理由は、書いてあるプログラム(コード)と実際の作品の動きの対応を把握するためです。

スクラッチを始めたての頃はコードを見てもわけがわからないかもしれませんが、慣れてくると、「どこのコードがどこの動きを表しているのか」というコードと動きの対応がだんだんと分かってくるようになります。

また、コードを見ながらゲームやアニメーションをプレイすると、実行されているコード部分が光って強調表示されます。これを頼りにしながらコードと動きの対応を把握していくのもいいでしょう。

4-3. 「リミックス」で改造してみる

もし「ここをこう改造したら面白そう!」「音楽はこれじゃなくてあれがいいな」「写真を変えて自分好みのゲームに変えてみよう!」などの改造欲がでてきたら、「リミックス」機能で作品を改造してみましょう。

リミックスとは、他の人が作った作品を手軽に改造できる機能のことです。ボタン1つで改造することができ、リミックスして作った作品は自動的に保存されます。

1から作品を作成するより改造をおすすめする理由としては、やはり改造のほうが難易度が低く、とっつきやすいからです。

始めたばかりの頃に0からゲームを作るのは難易度がとても高いので、お子様が飽きてしまう可能性があります。

作品を改造することで、その作品への理解を深めることができ、どんな機能が使われているか把握することができます。また、自分の知らない機能であれば、改造を通してその機能を自分のものにしてしまいましょう!

4-4. 作りたいものがあれば作ってみる

いろいろな作品を見ていたり、市販のゲームなどをプレイしていると、「こんなゲーム・アニメーションが作ってみたい」という作成欲求が出てくるでしょう。「作りたい!」と思ったらとりあえず作ってみることをおすすめします。

0から作品を作り上げることは容易なことではないですが、すべてを自分で作り上げた暁には、とてつもない達成感を得ることができます。

難しいと感じたら、他の作品からアイデアを得るのもいいでしょう。

初心者の方向けに、作品の作り方もご紹介していますので、あわせてご覧ください。

4-5. これをくり返す

何事にも共通して言えますが、やはりプログラミングも同じで繰り返さなければ成長することは難しいです。

もちろん同じような作品を何度も作るという意味ではありません。1つ作ったら終わり、ではなく、ぜひ様々な種類の作品を作ってみてください。

一度様々な機能を身に着けてしまえば、他の人の作品を見ているときに「この動きはこの機能を使っているな」といろいろわかることが出てくるはずです。

また、少しレベルアップして「重力ジャンプ」のような、ゲーム・プログラミングでは必須である概念をいくつか身につけるのもおすすめです。作れる作品の幅と質が変わってきます。

 

5. 保護者様が注意するべきこと

ここからは、お子様がスクラッチで遊ぶ上で保護者様に注意していただきたいことについてです。

これらはプログラミング教室MYLABから、新しくプログラミングを学ばれるお子様の保護者様へのお願いでもあります。これらの事項をを保護者様に実践していくことで、お子様のプログラミング学習は加速していくはずです。

5-1. 無理に作らせようとしない

スクラッチを始めたお子様が、スクラッチ上のゲームで遊んでばかりなのを見かねて、半ば強制的に何かを作らせるようなことはしないであげてください。

ゲームばかりしていて、何も学んでないのではないかという不安なお気持ちもあるかと思いますが、実際にはプレイしながら「ここはどうやって動いているんだろう」「この機能はどうやって実装したんだろう」など、気になるところについて考えている過程なのかもしれません。

そのような過程はプログラミングを学ぶ上でとても大切なので、ぜひ見守ってあげていただきたいです。

また、自分が本当は作りたいと思っていない作品をつくっていると、プログラミングをするのが嫌になってきてしまい、プログラミングをつまらないものと認識してしまいます。

一度つまらないものと認識してしまうと、その認識を変えるのは難しいですよね。

ぜひ無理に作品を作らせようとはせず、気長に待ってあげてみてください。

5-2. 教えようとしない(一緒に学ぶ)

お子様から「ここがわからないんだけど、どうしよう」と言われると、分かっていたらどうしても教えてあげたくなってしまいますよね。

しかしそこは気持ちを抑えて、教えるのではなく一緒に考える、一緒に学ぶという姿勢でのぞんであげてください。こうすることで、お子様の学習プロセス(わからないところを自分で解決するプロセス)を阻害することがなくなります。

また、一緒に考えるという姿勢の中で問題解決の手法をお子様に伝えることで、「わからないことがあったら自分で解決してみよう!」という問題解決能力を伸ばすこともできます。

逆に、お子様がわからないことを逐一教えてあげていると、この「自分で問題を解決するプロセス」を体験しなくなってしまい、「わからないことがあったら人に聞けばいいや」と考えるようになってしまいます。

こうなることを避けるためにも、ぜひ一緒に考える・学ぶという姿勢で対応してあげてください。

5-3. 良い「友達役」になってあげる

これは労力も時間もかかるお願いなのですが、保護者様が良い「友達役」になっていただけると、非常に教育効果が生まれます。

友達役とはどういうことかというと、お子様と一緒にスクラッチで遊び、作品を作り、互いにフィードバックをして、切磋琢磨し合う関係を築くということです。

お子様が他の人の作品で遊び、それを改造する際にも、一緒にその作品を保護者様なりに改造していただくことで、お子様は「そういう発想もあったのか」という刺激を得ることができます。

なかなか時間がとれない保護者様でしたら、お子様の作品に対してフィードバックをするだけでも、しないのとでは明確な差があります。

保護者様からフィードバックを得られることは、発想を刺激されるのはもちろんのこと、それはインセンティブとなりモチベーション向上にも繋がります。

いい「友達役」がいることで、お子様は効率的に、また継続的に学ぶことができます。

5-4. 時間を制限しない

パソコンやタブレットの使用時間に関してはご家庭によって方針があるかと思いますが、スクラッチでの活動に関しては、ぜひ時間制限の撤廃を検討してみてください。

また子どもは一度熱中すると、とんでもない集中力を発揮することがあります。みなさまもお子様のそういった側面をご覧になったことがあるのではないでしょうか。

この集中が続いている間は、アイデアが湯水の如く溢れてきて、気がついたらとてもクリエイティブで完成度の高い作品ができあがっていた、ということもよくあります。

時間制限があると、時間を気にしてあまり集中できないことはもちろん、その集中状態が途中で途切れてしまい、とても勿体ないと私達は感じています。

ぜひスクラッチに関しては時間制限を撤廃していただいて、お子様の凄まじい集中力を目の当たりにしていただきたいです。

 

6. スクラッチで学んだお子様の声

今回の記事を投稿するにあたって、MYLABに通う生徒さんにスクラッチについてインタビューしてみました。

お子様にスクラッチをさせてあげようと考えていらっしゃる保護者様は是非参考になさってください!

どうしてスクラッチやってみようと思ったの?

  • お母さんからやってみる?と聞かれてやってみたら楽しかったから(A.I.さん)
  • お父さんに「こんなのがあるけどやってみる?」と勧められて。初めて触ったときにとても楽しかったから続けてみようと思った。(A.N.さん)

スクラッチのどんなところが楽しい?

  • 絵を描けるところ、自分の描いた絵を動かせるところ、音やイラストの素材がいっぱいあるところ(A.I.さん)
  • 自分が考えたアイデアを自分の好きなように動かしたり作ったりできるところ(A.N.さん)

スクラッチで遊んでみて、自分がどう変わったと思う?

  • 自分の頭の中にあるアイデアを自力で(大人に頼らずに)プログラミングして作れるようになったところ(A.I.さん)
  • Switchなどの市販のゲームで遊んでいる時に、「このゲームはどうやって作ってるんだろう?」ということが気になるようになった。そのようなゲームを作っている人はすごいなと感じることができるようになった。(A.N.さん)

 

7. 実際にMYLAB生徒が作った作品の紹介

7−1 小学2年生・女の子

作品名は「ドラゴン&はと vs 魔法使い!」です。

こちらからアクセスできます!

この作品、どういう作品か教えて!

「魔法使いによってドラゴンに変えられた主人公(女の人)が 身も心もドラゴンになってしまい、自分の縄張りに侵入している魔法使いを 仲間であるハトと一緒に追い払う」という内容のアニメーション!

続きがあって、 「魔法使いを追い払ったドラゴンとハトはドラゴンの家に帰って家で遊んでおいしいご飯を一緒に食べる」

だそうです(続きは作品上には反映されていないようです)。

どんなところを工夫したの?

長いセリフをたくさん喋らせたところ。セリフの内容や話す時間なども何回も動かしながら、プログラムを修正して作った。

ローマ字入力もできるようになったので良かった。

難しかったところはどこ?

ドラゴンやハトに攻撃させるところ。  「攻撃する」というのが「普通の絵」→「攻撃している絵」の切り替えで出来るということを知らなかったので、攻撃させたいけどどうやって作るのか最初は分からなかった。

7−2 小学5年生・男の子

作品名は「Parkour(パルクール)」です。

こちらからアクセスできます!

 

7−3 小学6年生・女の子

 

作品名は「九九クイズバトル!!」です。

こちらからアクセスできます!

この作品、どういう作品か教えて!

掛け算で正解したら敵をビームで倒せて、間違えると敵のビームでやられてライフが減ってしまうゲームです。

どんなところを工夫したの?

ただのクイズではなく、ビームを打ったりしてバトルゲームっぽくしたところ。

難しかったところはどこ?

7秒以内に答えられなかったらダメという制限時間を作るところと、敵からビームが出せるようにするところ。

 

8. どうやってスクラッチ始めればいいの?始め方のご紹介

ここからは、実際にスクラッチに登録、作品を見つける、作品を作る、改造する手順を画像つきで解説していきます。

8-1. アカウント登録

まずはアカウントを作りましょう!

スクラッチ公式サイトにアクセスし、上部にある「Scratchに参加しよう」ボタンを押してください。

「Scratchに参加しよう」というボタンを押すと、ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されます。この画面にユーザ名とパスワードを入力してユーザを登録してください。すでに登録されているユーザ名は登録することができません。自分が好きなものや単語を組み合わせてオリジナルのユーサー名を作ってください。

ユーザ名入力後も、地域や年齢を入力するフォームが出てくるので、手順に従って入力してください。Scratchの登録にはメールによる認証が必要です。必ずメールアドレスは登録してください。

全てのフォームに情報を入力すると、入力したメールに確認メールが送信されます。確認メールの「アカウントを認証する」ボタンを押すと、アカウントの認証が終了します。

これでアカウント登録は終了です。

アカウントを登録しない場合

スクラッチはアカウントを登録しなくても利用することができます。アカウントを登録しない場合、以下の機能が制限されます。

  • 自分の作品をサーバーに保存する(ネット上に作品を保存する)
  • 自分の作品を共有(公開)する
  • 他のユーザーの作品をリミックスする
  • 作品をお気に入り登録する
  • コメントを投稿する
  • Scratcher(スクラッチャー)の称号を得る

これらのうちのほどんどの機能は、スクラッチを楽しむ上でなくてはならないものです。保護者様には、お子様のためにもぜひアカウントを登録していただきたいと思います。

8-2. 他の人の作品を見てみよう!

スクラッチのWebページ上部にある「見る」ボタンを押してみましょう。

すると、分野ごとの注目作品が出てきます。また、画面右の三角形のボタンから、人気のある順や投稿日の新しい順などにソート(並べ替え)することもできます。

好きな分野から気になる作品を見つけて遊んでみましょう!いろいろな作品で遊ぶことで、スクラッチでできることの幅広さが体感できることでしょう。

8-3. 他の人の作品を改造してみよう!

「こんな改造してみたら面白そう!」「ここをこう改造してみたい!」というような作品が見つかったら、実際に改造してみましょう!

作品ページの「リミックス」ボタンを押して、編集画面に移りましょう。

ここからは、好きに改造しましょう!

8-4. チュートリアルをやってみよう!

実際に触ってみて、使い方がよくわからないな、と思ったらチュートリアルをやってみましょう!

Webページ上部の「アイデア」ボタンから、「チュートリアルを選ぶ」ボタンを押してみましょう。

様々な分野のチュートリアルがあります!

自分のやってみたいことに関連する分野のチュートリアルをみて、ぜひ様々な機能を身に着けてください!

 

8-5. 自分で作品を作ってみよう!

リミックスやチュートリアルでいろいろな機能をマスターしたら、今度は自分で作品を作ってみましょう!

自分だけの作品を作る手順はとても簡単で、Webページ上部の「作る」ボタンを押したらすぐに作り始められます!

最初から完成度の高いものを作ろうとするとかなり大変なので、最初は簡単なものからチャレンジしてみることをおすすめします!

9. スクラッチをマスターした後は何をすればいいの?その後するべきことを解説!

スクラッチをかなり長い時間楽しんで、コミュニティでも活発に活動し始めると、スクラッチの次のステップが気になってくることでしょう。

この章では、スクラッチをマスターしたあとはどんな道があるのか、解説していきます。

ちなみに実際にスクラッチから次のステップに移行される方は、肌感ですが、早い方で小学校高学年、一般的には中学生・高校生ぐらいが多いです。

9-1. 文字ベースの言語に移行する

スクラッチをマスターしたら、やはり文字ベースのプログラミング言語がネクストステップになってきます。

スクラッチに習熟したお子様なら、すでに体験してみたい、学んでみたい文字ベースのプログラミング言語があるのではないでしょうか。

最近では、mBlockやSmalruby、MOONBlockなど、スクラッチライク(スクラッチに似ていること)でありながら、ブロックを文字ベースの言語に変換することができるプログラミングアプリも登場しています。

いきなり文字ベースの言語を学習し始めるのはハードルが高い、と考えるならば、このようなアプリを試してみるのもいい選択です。

また、ゲームを作ることが好きならばUnityなど、アニメーションを作ることが好きならばProcessingなどの、より専門性の高いアプリ・言語を使ってみるのも良い手段です。

9-2. プログラミング教室に通う

「専門性の高いメンターと一緒に学びたい」、「文字ベースの言語に移行したが、難しくて挫折してしまった」などのお悩みを抱える方は、プログラミング教室の入会を検討してみてください。

プログラミング教室には、それぞれの分野で専門性の高いメンターとともに学べることはもちろん、一緒にプログラミングを楽しめる仲間に出会うことができます。

プログラミング教室MYLABでは、各言語、分野に精通したメンターがいます。

もちろん、スクラッチをMYLABで学びたいという方も大歓迎です。

我々MYLABは、前述の通り、日本のプログラミング教育界、スクラッチ界で活躍する宮島衣瑛氏の監修を受けているため、宮島氏が今まで培ってきた教育ノウハウをフル活用しているので、他社に負けない授業のクオリティを自負しております。

さらに、実際に授業を担当するメンターも、スクラッチに詳しいスクラッチャーばかりです。スクラッチの良さ、特徴、機能をしっかり把握している方ばかりで、メンター同士でスクラッチの作品を見せ合ったりなど、日々能力を研鑽する活動を行うことができています。

ご興味を持たれた方はぜひ体験会にお越しいただいて、MYLABを体験してみてください。