東京中目黒の教室とオンラインで授業をご提供しているプログラミング教室MYLABが運営する本ブログでは、スクラッチゲームの作り方について解説しています。
今回は、「スクラッチ(Scratch)のアカウントは作成して、使い方もだいたいわかったので、実際に作品を作ってみたい!」という方のために、誰でも簡単にできるゲームの作り方を紹介していきます。
第一弾は、ピンポンゲームです。実際に作るゲームは、下のリンクから確認してみてください。
緑の旗をクリックしてゲームをスタートさせ、マウスのポインタで緑のパドルを動かし、ボールをはね返すゲームです。
それでは、さっそく作品を作っていきましょう。
スクラッチについてわからないことがあったら、質問を送って下さい。
目次
作品を作る準備をする
まず最初に、作品を作る準備をします。
スクラッチにサインインしたら、「作る」をクリックして、プロジェクトを新規作成します。

このゲームでは使用しないネコのスプライトができているので、削除します。

背景を設定する
次に、背景を用意します。
背景は画面右下のボタンから作成することができます。「背景を選ぶ」→「虫眼鏡」の順にクリックします。
背景として使うことができる画像がたくさん出てくるので、画面をスクロールさせて、「Neon Tunnel」をクリックします。

背景が設定できました。

ボールを用意する
ボールのスプライトを追加します。
「スプライトを選ぶ」→「虫眼鏡」の順にクリックします。

スプライトのコスチュームとして使うことのできる画像がたくさん出てくるので、画面をスクロールさせて、「Ball」を選びます。

ボールのスプライトが追加されました。

ボールを動かすプログラムを作る
ボールのスプライトが準備できたので、次にボールを動かすプログラムをつくっていきます。
ボールのスプライトを選択した後、「コード」タブをクリックします。

スクリプトエリアに下の画像のプログラムをつくります。

プログラムの内容ですが、まず緑の旗が押されたら、15度の方向に向かって15歩動き、端に着いたら跳ね返ってまた15歩ずつ動くという動きが繰り返されるものになっています。
できたら、緑の旗を押して動きを確認してみてください。
ボールを打ち返すパドルを用意する
ボールを打ち返すパドルのスプライトを追加します。
「スプライトを選ぶ」→「虫眼鏡」の順にクリックします。

「Paddle」を探して選択します。

パドルが表示されたら、ドラッグして画面の下の方に表示させます。
パドルを動かすプログラムを作る
スプライトリストで「Paddle」スプライトが選択されていることを確認した上で、スクリプトエリアに以下のプログラムをつくります。

プログラムは、パドルのX座標(左右方向)の位置をマイスのポインタの場所に向かって移動させるという内容になっています。
できたら、緑の旗で動かしてみましょう。
パドルは動くようになりましたが、まだこの状態では、まだボールを打ち返すことはできません。
ボールがパドルに当たったら跳ね返るプログラムを作る
ボールのスプライトを選んで、スクリプトエリアに、以下のプログラムをつくります。

プログラムは、ボールとパドルがぶつかったら、170度~190度の間のランダムな数字だけ向きを変えて、15歩動くという内容になっています。
できたら、緑の旗で動かして、ボールがパドルに当たったら跳ね返ることを確認しましょう。
ゲームオーバーの赤いラインを用意する
ボールがぶつかったらゲームオーバーとなる赤いラインのスプライトを追加します。
「スプライトを選ぶ」→「虫眼鏡」の順にクリックします。
「Line」という画像を選択します。

ドラッグ&ドロップで床の位置まで移動させます。

赤いラインにボールが当たったらゲームオーバーにするプログラムをつくる
「Line」スプライトを選んで、スクリプトエリアに、以下のプログラムをつくります。

プログラムは、緑の旗が押されたら画面の下部(Y座標が-170の場所)に配置し、LineスプライトがBallスプライトにふれたらすべてのプログラムを止めるという処理になっています。
できたら、緑の旗で動かして、ボールがLineにあたったらゲームが止まることを確認しましょう。
自分なりに改造してみよう!
これで一通りボールを跳ね返すピンポンゲームが完成したはずです。
ここまでできたら、自分なりに作品を改造してみましょう。
アイデアが思いつかないという人は、以下を試してみてください
- ボールやパドル、赤いLineの見た目を変えたり、背景を変えたりする(例えば、背景をサッカー場に、パドルを子どもの絵に、ボールをサッカーボールに変えるなど)
- ボールの移動するスピードを変える
- 打ち返した数を数えて得点として表示する
つくるのが難しいときは、Scratchの開発チームが用意してくれている作り方(チュートリアル)なども参考にしてみてください。
ピンポンゲームカード

ピンポンゲームはここまでとなります!
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